元気ですか?まだまだ残暑が厳しいですね〜…
大徳です。
急に時事の話になりますが、今年の内閣府の調
査では2018年現在で65歳以上の日本人は約
3558万人で総人口の28%も占めているそうで
す。
それに伴って、年金、医療、福祉etcと様々な問
題がニュースで頻繁に見受けられるようになっ
ていると思います。
今回はその中の一片ではありますが、認知症
について簡単に書いてみたいと思います。
まずは厚労省の推計から抜粋すると、2025年に
は認知症患者は700万人に達し、5人に1人を占
める見通しだそうです。
そして認知症の社会的費用は厚労省と慶應義塾
大学の共同研究からの引用ですが、何と14.5兆
円にものぼるそうです!(医療費1.9兆円、
介護費6.4兆円、インフォーマルケアコスト6.2
兆円)
じゃ〜どうすればいいの?って話に自然と
なると思うのですが、明確な答え、治療法は提
示されていないのが現状です。
もちろん様々な治療法で進行の抑制、改善はみ
られている報告は多々あります。が、はっきり
とした証明までは至っていません。
長々と書きましたが、要は脳機能の低下が問題
で、その低下を抑えられればいいってことで
す。
治療法は上記でも述べたとおり多々あるので省
略しますが、今回は簡単に遊びながら出来る検
査、トレーニングを紹介したいと思います。
ストループテストといって、前頭葉機能を評価
するために用いられるテストです。
こんな感じで文字と色が異なっていて、文字で
はなく色を速く読むテストです。
ややこしいのでまとめるとストループ現象を使
ったテストです…(詳しくはWEBで…)
実際やってみると、私若僧でも以外に混乱し
ます。
そして当院ではこれを用いたりもしてdual
task(二重課題)のトレーニングを行ったりも
しています。dual taskでのトレーニングは認知
症予防、転倒予防に効果があると報告がありま
す。例えば片脚立ちをしながらストループテス
トをするなど。(やるときは転倒に注意してく
ださい!)
実際やると、ただテストをやるより難しくなり
ます。脳と身体は密接に繋がっているんです
ね〜^_^
こんなことも考えながら当院では各理学療法士
が様々なリハビリを行なっております。
以上長々と駄文で失礼致しました。